人はなぜ嘘をつくのか?
皆さん一度は嘘をついたりつかれたりしたことがあるのではないでしょうか
今回はその嘘の「理由」について考えていきたいと思います。
結論から言うと嘘の理由は様々でその人の状況や性格などを理解していないとその理由について推測することはできません、なぜならば人間は嘘の種類を状況に応じて使い分けているためです、そこでまずは嘘の種類について順に説明していこうと思います
1、自己防衛的な嘘 反社会的嘘
これは自己防衛的とある通り自分のための嘘、つまりは利己的な嘘です
誰のためでもなく自分のための嘘です。
例えば何か物を壊してしまったときに「私はそんなもの壊していません」と言う
これは反社会的嘘に分類されます。
2、他人を気遣っての嘘 社会的嘘
これは他者を不快にさせないようにつく嘘のことです、社会的とある通り人間関係を壊さないためにつくお世辞もこの社会的嘘に分類されます、優しい嘘とも言えますね
例えば恋人が「今日の私かわいいでしょ?」といってきた場合に本当はかわいくなかったとしても「いいえ、かわいくありません」とは言いませんよね、このような嘘は社会的嘘に分類されます。
3、不快感を感じても態度に出さない 虚栄的嘘
この嘘は名の通り虚栄や見栄を張ることです、例えば本当は傷ついているのにそのこと自体を何とも感じていないように取り繕ったり、辛くても平気な人を演じたり、このような嘘は虚栄的嘘に分類されます。
4、死んだふりなど 偽態
これについては説明するまでもないでしょう、死んだふりはこの偽態に分類されます。
このように嘘には様々な種類があり大きく分類すると
意志的嘘、半意志的嘘、無意志的嘘に分類することができます
1,2は意志的嘘
3は半意思的嘘
4は無意志的嘘に分類することができます。
これらの違いはその名の通り意思の有無、そしてうそ発見器で発見できるか否かも嘘の分類によって違います。
※うそ発見器で発見できるのは意志的嘘のみです
・考察・
このように人間は状況に応じて嘘を使い分けて生活しています、ではなぜ人は嘘をつくのか、これは人間の協力して生きていくという特性上必要な行為なのではないかと私は考えます、他の動物と異なり人間は狩りに特化した爪や足などをもっていませんし必要な栄養素も様々です、なので協力していかなければなりません、分業しそれぞれが収穫したものを共有していかなければいけません、しかしその「共有」という行動は関係性がないとできません、本音でばかり会話していたら人は傷つきその人と関わりたくなくなります、そこで嘘が出てきます、本音とお世辞、時に自分を守って、そうすることで人間は協力しここまで生きてきたのではないかと思います、これは人間は一人では生きていけないことを実にわかりやすく表しているようにも思います。